「粉ミルクを選びたいんだけど、どれがいいのかしら...」病院ではママさんからのそんな質問が後を絶たないそうです。確かに種類もたくさんあるし、本当に母乳に近い成分なのかは、ラベルを見てもはっきり分かりません。また“DHAを強化しました”などの特別な表示があると、ますます迷いますよね。でもあまり悩まないで、次のアドバイスを参考にしてくださいね。
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■原料は牛乳、いづれも母乳を目標につくられています。
粉ミルクは牛乳を原料としていますが、その栄養成分が母乳に近いものになるよう工夫や改良が重ねられてきました。現在では、この「母乳化」という目標のもとに各乳業メーカーの製造する粉ミルクの内容には大きな差がなくなり、どれを選んでも問題はありません。
■特別な効果は期待しないで
免疫物質が多く添加してあるミルクを飲むと病気にかかりにくいとか、脳の発達に良いDHAが「強化されている」ミルクを与えた方が、将来学校の成績が良くなる、という事実はありません。サンプルをもらった、価格が手ごろ、近くでいつでも買えるなどの実用的な理由で選んでよいでしょう。
■フォローアップミルクは離乳食期の「嗜好品」
フォローアップミルクは、育児用の母乳代替食品ではなく、“牛乳代替食品”。つまり牛乳の代わりになるものです。
離乳がある程度進んだ生後9ヶ月頃から与える「嗜好品」のようなもので、必ず与える必要はありません。鉄分やビタミンの少ない牛乳そのものを1歳未満の赤ちゃんに与えるのは好ましくないので、牛乳の欠点を補ったフォローアップミルクが作られましたが、離乳食と従来の育児用ミルクという組み合わせでも大丈夫です。
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●アトピー・アレルギー対応?「ペプチドミルク」とは
ミルクの牛乳タンパク質を小さい単位の「ペプチド」に分解しておくと、アレルギーの抗体が作られにくいことから、ミルクアレルギーの予防になる、あるいは重症化を防いでくれる“かも”しれないというものです
●アレルギー性疾患全体の予防効果は?
これには医学的な根拠はありません。それは、アトピー性皮膚炎や喘息の原因が食物アレルギーではないからです。ミルクアレルギーの治療としても、メーカー自身が「ミルクアレルギー疾患用ではありません」あるいは「アレルゲン性の低い」(アレルゲン性が無い、ということではありません)ミルク、と注意の表示をしています。
どんな状況でペプチドミルクを使うのか、特にアレルギー性疾患の予防・治療については自分で判断せずに、まずは医師の指導を受けるようにしてください。 |
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